商品詳細

ホーム >  商品一覧 > 初代 三浦 竹泉 「白泥三峰炉」
【 販売中 】
物故作家
煎茶道具
初代 三浦 竹泉 「白泥三峰炉」

※ボーフラと炉台は別売りです。

 

 

 

 

 

 

径13㎝ 高さ23.5㎝

 

白泥の素焼きの涼炉です。円筒形で、下に向かうにしたがって少しすぼまっています。ボーフラを上に載せる涼炉の上部は、爪の間が低くなっている三峰炉の形状になっています。

 

初代 三浦竹泉 

1854(嘉永7)年~1915(大正4)年

初代三浦竹泉は畳屋・渡辺伊兵衛の次男として京都に生まれました。名を政吉、通称を駒次郎・政、名を竹泉、号を有声居・篩月庵といいます。3代高橋道八に師事し、1883(明治16)年に五条坂で独立しました。創業当時は道八の門弟・治村松雨と合作し、「松雨竹泉」の銘を用いていましたが、数年で関係を解消し、以後は「有声居」、1899(明治32)年からは「篩月庵」と号しました。早くから出藍の誉れ高く、西洋彩色を日本磁器に応用した釉薬透明紋を開発しました。1904(明治37)年に染付磁器に玉、貴石、珊瑚を挿入して彩色に応用する技法、1907(明治40)年に黄色原料を釉薬に用いて淡黄地に浮き彫りを施す技法を発表し、内外の展覧会やシカゴ、パリの万国博覧会等で称賛を博しました。明や清時代の陶磁器に手本を求めた作品にも優れたものが確認されています。煎茶を好んで当時の文人墨客との交友を重ねました。画を田能村直入に学び、漢学にも造詣深く、朱笠亭の『陶説』を訳述した『和漢対照陶説』を出版しました。

 

 

この商品について問い合わせる