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民藝の作家
近代工芸
河井 寛次郎 「絞描鉢」
径31cm 高さ8cm
茶色の釉薬の地に、黄釉で大胆に文様が描かれています。大正期、濱田庄司が英国から帰国し、3か月の間、寛次郎宅に滞在しました。その際に濱田が持帰った英国古陶のスリップウェアを寛次郎は見て、感動を受けました。それからスリップウェアの技法を使った作品を制作しました。縁から裏側にかけて釉薬は掛かっておらず、焼き締めの状態です。「京都国立近代美術館所蔵作品集 川勝コレクション河井寛次郎」図録に類似品が掲載されています。
河井 寛次郎
1890(明治23)年‐1966(昭和41)年
島根県生まれ。東京高等工業学校窯業科卒後、京都市陶磁器試験場に入所。京都市五条坂に窯を築き作陶を行う。東洋古陶磁の技法による作品を制作していたが、民藝運動に関わり、実用を意識した作品に取り組むようになる。文化勲章、人間国宝、芸術院会員への推薦を辞退。
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