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物故作家
茶道具
【SOLD】真葛 長造 「藁灰釉鉄刷毛目ツボツボ透手鉢」

 

SOLD

 

 

径20.5cm×18cm 高さ22cm

 

ワラ灰釉と呼ばれる長造の特有の釉薬が本作でも用いられています。本作では乳白色と薄い青色で、柔らかい質感を表しています。縁にはツボツボ文様の透かしがところどころに入っています。高台内に真葛印があります。高台内に焼成時にできた窯キズがあります。長造の共箱の側面に当代真葛香斎の極め書きがあります。

 

真葛 長造(宮川 長造)

1796(寛政8)年 - 1851(嘉永4)年 宮川長閑斎を祖とする楽焼の家に9代宮川長兵衛の子として生また。若い頃、青木木米の助手を勤めて陶技を磨き、独立して窯を祇園の真葛ケ原に開き、同時に姓を宮川から真葛に改めた。木米は染付・赤絵・青磁などの磁器、三彩などの中国風を得意としたが、長造は木米の死後京焼の伝統に回帰し、野々村仁清の色絵陶器を写して一家をなした。

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