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物故作家
16代 永楽 善五郎(永楽 即全) 「草刈童子置物」
共箱
径14cm 高さ8cm
本作品の主題である「草刈童子」は、古くから病除けや無病息災の願いが込められた、薬草を刈る子供の姿を象った縁起の良いモチーフです。童子の穏やかな表情と、可愛らしい仕草が丁寧に造形され、その素朴な魅力が際立ちます。
傍らに置かれた籠は、繊細な竹籠編み文様が描かれ、色絵による秋草文が施されており、永楽家らしい精緻な絵付けの妙が光ります。さらに、籠の蓋と童子が手にする鎌は、それぞれ細やかに作られ、取り外しが可能となっており、飾る際の趣に変化を与えます。
伝統的な主題に、現代の息吹を吹き込んだ、永楽即全の技と心が宿る、見る者を和ませる逸品です。
16代 永楽 善五郎(永楽 即全)
1917(大正6)年‐1998(平成10)年
14代得全の甥15代正全の子。妙全の養嗣子。三井家・三千家に出入りし数々の名品を作る。茶道隆盛と共に現代の名工の一人に数えられる。
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