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物故作家
蒔絵
藤川 蘭斎 「俱利平棗」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

径7.6cm 高さ5.5cm

 

俱利とは屈輪とも書き、堆彫に好んで用いられた渦状の蕨手に似た曲輪模様のことです。この文様は、漆を数十~百回あまり塗り重ねて適当な厚さにした漆層に刀で浮彫状に表したものです。彫漆と呼ばれ、本作では、その漆に色漆を用いており、漆の層により色が違っています。高台には蘭斎の号である「文綺堂」の彫銘が有ります。箱の甲書きには「俱理彫 平棗」と書かれています。

藤川蘭斎は、讃岐漆芸の基礎を確立した玉楮象谷の甥にあたり、その技法を受け継いだ1人です。

 

藤川 蘭斎

天保11(1840)年 - 大正4(1915)年

藤川黒斎の子。本名を新造という。文綺堂2代を継ぐ。明治18(1885)年五品共進会に食卓、広器、懐石膳具、重箱、茶箱などを初出品し評価を得る。宮内省買上げなど。

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