物故作家
茶道具
近代工芸
【SOLD】金重 陶陽 「備前耳付花入」
SOLD
共箱
昭和
人間国宝
径11cm 高さ25cm
首の部分には横に細かく筋が入り、耳が特徴的な形をしています。胴には縦のへら目が入っています。胴の窯変が見どころをたくさん作っています。底に「ト」の彫銘があります。口縁に引っつきがあり、それも景色となっています。
陶陽は、岡山県出身で、備前の陶工として初めて人間国宝となりました。備前焼を再興させることに成功し、備前焼中興の祖と称されます。北大路魯山人やイサム・ノグチらとも親交がありました。
金重 陶陽
1896（明治29）年‐1967（昭和42）年
岡山県生まれ。備前焼名家、六家の一つ金重家の長男として父楳陽のもとで修業を積んだ。40歳前後に細工師から脱皮して桃山時代の備前焼（古備前）を手本とした茶陶備前に転じ、重厚、入念、豪放な作行きの茶具づくりに成功し、現代備前焼の再興の祖として、そのニュー・リーダーとなった。56年（昭和31）に「備前焼」の重要無形文化財保持者に認定された。
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