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物故作家
近代工芸
エミール・ガレ 「花瓶」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

径10.8cm×9cm 高さ16.5cm

 

エミール・ガレは、19世紀末から20世紀初期にヨーロッパで広がった芸術様式「アール・ヌーヴォー」を代表するガラス工芸作家です。ガレの自宅の庭園には2,000におよぶ植物園の様な多様な品種の植物を栽培していました。それらは、図案のモチーフとして観察し、参照されていました。ガレの作品は、エジプトや中近東、日本をはじめとした東洋の美術品からも影響を受けました。ガレのジャポニスムは、長年に渡り日本の美意識を深く理解した上で取り入れたひとつの要素でした。

 

エミール・ガレ

1846年 - 1904年

19世紀末の工芸運動「アール・ヌーヴォー」その流れを代表する工芸家がエミールガレです。フランス東部の故郷ナンシーに生まれたガレはガラス・陶芸・木工家具を手掛けて、1889年と1900年のパリ万博で国際的な栄誉に輝きました。工芸の改革者であると同時に詩や音楽に親しみ、植物の栽培や採集を通じて自然を学び、その謎を問い続けた植物学者でもありました。1878年、パリ万国博覧会に独自に開発した月光色ガラス(酸化コバルトによって淡青色に発色させた素地)や陶器を出品し、銅賞を受賞。また庭園装飾のための陶器で銀賞を受賞。1884年、装飾美術中央連盟主催の「石木土そしてガラス」展に出品し、金賞を受賞。1885年より、ナンシー水利森林学校に留学中の農商務省官僚で美術に造詣の深い高島得三と交流を持ち、日本の文物や植物などの知識を得たと言われます。1889年のパリ万博に大量の作品を出品、また自社製パヴィリオンを用意して展示作品の演出も試みました。その結果、ガラス部門でグランプリ、陶器部門で金メダル、家具部門で銀賞を受賞し、装飾工芸家として国際的な評価を得ます。1900年のパリ万博に大量のガラス器、家具を出品。再びグランプリを獲得し、ますます評価を高めました。1903年、パリのルーブル宮マルサン館で開催されたナンシー派展に出品。

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