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物故作家
書画
武者小路実篤 額 「梔子(くちなし)」
昭和
無車会鑑定有
額:縦45.5cm 横37.5cm
白く可憐な八重咲きのくちなしの花を、やわらかな筆致で描かれています。葉の緑と花の白が、淡い金地に美しく調和しています。
画面上部には「天興の花を生かす喜び」との賛が添えられています。ここで「天興」とは特定の品種名ではなく、八重咲きのくちなしを指す表現と考えられます。
本作には、左下に武者小路実篤の落款があります。無車会の鑑定書も付属しています。
実篤らしい清廉な美意識と、自然に対する深い愛情が感じられる作品です。
武者小路 実篤
1885(明治18)年 - 1976(昭和51)年
東京都出身。小説家・詩人。白樺派を代表する作家。 作家活動専念のため東大を中退、文学研究会「十四日会」を結成。明治43年、志賀直哉らと「白樺」創刊、トルストイの禁欲主義を離れて自我肯定の文学を展開。大正7年、人道主義の立場から「新しき村」を宮崎県に創始。小説・詩・絵画と多方面に活躍した。
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