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物故作家
近代工芸
6代 清水 六兵衛 「古稀彩桔梗花瓶」














7代六兵衛極箱
昭和
径13.5cm×13cm 高さ34cm
六代清水六兵衛が最晩年に辿り着いた境地「古稀彩(こきさい)」による桔梗花瓶です。
朝靄のような柔らかな質感の中に、凛と咲く桔梗の姿が描かれています。古稀を過ぎてなお新たな技法を確立した六代の、止まることのない芸術への探究心が結実した、静謐かつ気品あふれる名品です。
本作には、清水六兵衛という偉大な名跡が次代へと引き継がれた、運命的な瞬間の記憶が刻まれています。
作品は六代の手によって完成されていましたが、自らの筆で箱書きを施す前に、昭和55年4月、東京での歴代名陶展の最中に六代は急逝されました。この未完の儀式を完遂させたのが、六代の急逝を受けて七代を襲名することとなった七代六兵衛でした。箱に記された「昭和五十五年 夏」という文字は、師であり父であった六代を失った深い悲しみの中で、七代がその名跡と芸術を命懸けで守り抜くという決意を込めて認めたものです。
京焼の伝統を未来へ繋ごうとした二人の六兵衛の魂が一つに収まった、稀有なる歴史的遺産と言えるでしょう。
6代 清水 六兵衛
1901(明治34)年‐1980(昭和55)年
5代六兵衛の長男。昭和20年家業の京都 清水焼を継ぐ。号は禄晴。伝統的な京焼の技法に釉薬や焼成の新技法を加える。31年「玄窯叢花瓶」で芸術院賞。51年文化功労者。芸術院会員。
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