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物故作家
民藝の作家
近代工芸
舩木 研兒 「獅子絵大鉢」
共箱
昭和 - 平成
径42cm 高さ4.5cm
柳宗悦の民藝運動に共鳴し、イギリスのスリップウェア(化粧土を施した陶器)に大きな影響を受けながらも、独自の作風を確立した陶芸家、舩木研兒による大鉢です。
堂々たるサイズのこの大鉢は、中央に力強く、そしてどこかユーモラスな表情をたたえた獅子の絵が描かれています。化粧土で描かれた獅子の線は、英国のスリップウェアを彷彿とさせるのびやかな筆致でありながら、顔つきや全体の雰囲気からは、日本の民藝的な美意識、特に大津絵などにも通じる素朴で親しみやすい魅力が感じられます。器の縁を飾る、びっしりと施された点描のような文様も、全体にリズミカルな生命感を与えています。
舩木 研兒
1927(昭和22)年 ‐ 2015(平成27 年)
江戸時代より170 年の歴史を持つ布志名焼窯元 舩木家に生まれる。濱田庄司に師事し、その後、日本民芸館賞、現代日本陶芸展やサロン・ド・プランタン奨学賞を受賞する。昭和28 年には、琉球政府の招聘により渡琉、作陶している。リーチの窯場にて研修。これを機に、スリップウェアと呼ばれる英国で1717-18 世紀頃に盛んに作られた化粧泥で模様をほどこした品物に魅せられ、この技法を本格的に取り入れる。日本に戻り、各展覧会に出品し受賞。
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