中里 重利
中里重利(1930–2015)は、佐賀県唐津市生まれの陶芸家。人間国宝・十二代中里太郎右衛門(中里無庵)の三男で、十三代中里太郎右衛門(中里逢庵)を兄に持つ、伝統ある唐津焼の陶家に生まれた。古唐津の技法や茶陶を深く研究し、優れた轆轤技術を基盤に、洗練された造形と焼成による独自の唐津焼を追求した。1952年に日展初入選、1965年には「三玄壺」で日展特選・北斗賞を受賞。1973年には三玄窯を築き独立し、古唐津の伝統を現代的な感覚で展開した。唐津焼を代表する陶芸家の一人として活躍し、2015年に没した。