古美術用語詳細

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白磁(白瓷)

カオリン質の高い純白の磁土の上に、透明釉をかけて高温焼成した磁器。中国では、南北朝時代後期の華北で白色の陶器が生み出され、唐時代の前半まで盛行する。高温焼成の白磁は唐代の河北省、邪州窯で生み出され、以後、宋時代まで定窯などを中心に華北で盛行した。元時代以降には、景徳鎮窯が白磁の代表的な産地となる。朝鮮半島では、高麗時代に初現が見られ、李朝時代に盛行した。