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物故作家
近代工芸
加藤 卓男 「ラスター彩水禽文透彫香炉」
▲イスラム陶器に影響を受けたラスター彩技法を駆使し、金属的な光沢を湛えた華やかな表情を見せます。
▲胴部には水辺の禽(とり)たちが優雅に舞う文様が繊細に描かれています。
▲高台には「卓」の銘が有ります。
▲中東のラスター彩技法を復元し、日本の美意識と融合させた香炉は、静かな空間に気品を添えます。棚の上に置かれたその佇まいからは、悠久の時を超えた美の息吹が感じられます。
▲箱の蓋表には、「ラスター彩水禽文透彫香炉」、加藤卓男の署名と印があります。
▲箱の蓋裏には「国指定重要無形文化財認定」の印があります。
共箱
昭和 - 平成
人間国宝
径9.5cm 高さ10.5cm
ラスター彩は9世紀にメソポタミアで始まり、14世紀以降に衰退してしまい、幻のペルシア陶器と言われている技術です。金属的な光沢が特徴です。そのようなラスター彩に加藤卓男は魅入られ、復元を志し、残りの人生を賭け、試行錯誤の結果、復元に成功しました。側面に鳥が描かれています。高台には「卓」銘が有ります。
加藤 卓男
1917(大正6 )年 - 2005(平成17)年
岐阜県多治見市生まれ。父 五代加藤幸兵衛に師事。古代ペルシア陶器の斬新な色彩や独創的な造形、釉調に魅力を感じ、西アジアでの長年の発掘研究を経て、滅び去った幻の名陶ラスター彩の復元をはじめ、青釉、三彩、ペルシア色絵など、高い芸術性を持つ異民族の文化と日本文化との融合に成功。平成7年に人間国宝に認定。
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