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書画
杉本 健吉 「唯心偈」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共箱

昭和 - 平成

幅34.5cm 長さ146cm

 

洋画家やグラフィックデザイナーとして活動した杉本健吉による作品です。

東大寺観音院住職 上司海雲師の知遇を受け、観音院の古土蔵をアトリエにしてもらい、奈良の風物を描きました。

会津八一(歌人・早大教授)、入江泰吉(写真家)、須田剋太(洋画家)などが出入りし、交流しました。

後に、七人会(入江泰吉、上司海雲、熊谷九寿、杉本健吉、鈴木光、須田剋太、水島弘一)を結成し、奈良の芸術文化に力を注ぎました。

中央に書かれている書は華厳経の唯心偈(ゆいしんげ)で、「あらゆる事物、事象、すべての人々、仏さえも、私達一人一人の心が描き出す画像に他ならない」とする唯心の教えを詠っています。唯心は、仏教から派生したものの、科学と哲学と宗教の三つの要素からなる普遍的思想です。

表具にシミが見られます。

 

杉本健吉

1905(明治38)年 -  2004(平成16)年

洋画家、イラストレーター、グラフィックデザイナー。愛知県名古屋市生。幼少期を津島市で過ごす。グラフィックデザイナーとして鉄道会社を中心としたポスターや商業デザインの仕事を手がける。1925年に京都に出向き岸田劉生の門下に入る。吉川英治作の『新・平家物語』・『私本太平記』等の挿絵を担当し絶賛を得る。1949年、東大寺観音院住職上司海雲師の知遇を受け、観音院の古土蔵をアトリエにしてもらい、奈良の風物を描く。奈良では志賀直哉、入江泰吉らと交流する。1971年、画壇(国画会)よりの引退を表明。しかし、画家としての創作は続ける。

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