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民藝の作家
書画
浅川 伯教 「額 独釣図」
紙本
大正 - 昭和
額:縦49.5cm 横60cm
軽やかで洒脱な筆致によって、ひとり舟を浮かべて釣りに興じる人物が描かれた水墨画です。背後にはゆるやかな山並みが広がり、穏やかな自然の中にたたずむ静かな時間が表現されています。右下には「伯」の印が捺されています。
本作の紙面には経年によるシミや汚れが見受けられます。
浅川伯教は、朝鮮陶磁研究の第一人者であり、柳宗悦や弟・浅川巧と共に、朝鮮の工芸美を見出し、その保護と継承に尽力しました。1934年には京城(現ソウル)に朝鮮民族美術館を設立するなど、日本と朝鮮の美術文化の橋渡し役を果たした人物です。
浅川 伯教(あさかわ のりたか)
1884(明治17)年 - 1964(昭和39)年
朝鮮古陶磁研究者。山梨県北巨摩郡甲村五丁田(現・北杜市)出身。新海竹太郎にまなぶ。明治44年朝鮮へわたり、朝鮮陶磁器の発掘と古窯の研究につとめる。大正13年柳宗悦らと京城に朝鮮民族美術館を開設した。浅川巧は弟。
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