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河井 寛次郎 「鉄薬辰砂花碗」(22488)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共箱

昭和

径14cm 高さ9cm

 

民藝運動の中心的存在として知られ、日本を代表する陶芸家・河井寛次郎(1890–1966)による「鉄薬辰砂花碗」です。

本作は、胴部側面に筒描き技法を用いて花文様があしらわれており、輪郭線を盛り上げて描くことで、装飾に立体感と豊かな表情を与えています。文様は碗の側面2か所に配され、それぞれが上下反転した対称構図となっており、造形美と均整の取れたデザインが印象的です。

 

器全体には繊細な貫入が広がり、時間を経た風合いが作品に深みを加えています。高台には、河井寛次郎ならではの力強く安定感のある造形が見られ、その手仕事の息遣いが感じられる逸品です。

 

河井 寛次郎

1890(明治23)年‐1966(昭和41)年

島根県生まれ。東京高等工業学校窯業科卒後、京都市陶磁器試験場に入所。京都市五条坂に窯を築き作陶を行う。東洋古陶磁の技法による作品を制作していたが、民藝運動に関わり、実用を意識した作品に取り組むようになる。文化勲章、人間国宝、芸術院会員への推薦を辞退。

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