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物故作家
酒器
近代工芸
近藤 悠三 「金彩ふ老寿盃」
▲ふ老寿の「ふ」と書かれています。
▲ふ老寿の「老」と書かれています。
▲見込み
ふ老寿の「寿」と書かれています。
▲高台
悠三の「悠」の銘が書かれています。
▲盃を、同じく近藤悠三 作の徳利と一緒に並べました。
▲共箱の表
近藤悠三により「金彩 ふ老寿 盃」と書かれています。
▲共箱の裏
近藤悠三により悠三の「悠」の字が書かれています。
共箱
昭和
人間国宝
径6cm 高さ3.8cm
重要無形文化財保持者（人間国宝）・近藤悠三による、金彩が美しい磁器の盃。
深みのある赤釉の地に金彩で「ふ老寿（ふろうじゅ）」の文字が力強く描かれ、長寿と福徳を願う吉祥の意匠となっています。
盃の内側にも金彩が施され、口縁の白い部分との対比が上品な輝きを放ちます。
繊細な筆致と気品ある造形が調和した、近藤悠三の美意識を感じさせる逸品です。
近藤 悠三
1902（明治35）年 - 1985（昭和60）年
富本憲吉の助手をつとめ、昭和3年帝展入選。染付磁器を中心に作陶。40年京都市立美大(現京都市立芸大)学長。52年染付で人間国宝に認定された。京都出身。京都市立陶磁器試験場付属伝習所卒。本名は雄三。
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