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物故作家
書画
須田 剋太 額 「グラスと南瓜」





共シール
須田剋太鑑定委員会 鑑定書
額のサイズ:縦65cm 横53cm
司馬遼太郎の名著『街道をゆく』の挿絵を手がけたことでも知られる須田剋太による、油彩作品「グラスと南瓜」です。
画面右側には重量感のある南瓜、左側には静かに佇むグラスが配され、日常的なモチーフを通して須田剋太ならではの重厚かつ内省的な世界観が表現されています。厚く塗り重ねられた絵具と荒々しい筆致は、対象の形を単なる写実にとどめず、存在そのものの気配や質量感を強く感じさせます。
抑制された色調の中に、微妙な光の反射や質感の違いが巧みに描き分けられており、須田剋太の成熟した表現力がよく表れた一作です。
共シールおよび鑑定書が付属しております。
須田 剋太
1906(明治39)年 - 1990(平成2)年
日本の洋画家。埼玉県生。浦和画家。 当初具象画の世界で官展の特選を重ねたが、1949年以降抽象画へと進む。力強い奔放なタッチが特徴と評される。司馬遼太郎の紀行文集『街道をゆく』の挿絵を担当し、また取材旅行にも同行した。
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