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物故作家
近代工芸
藤平 伸 「草絵文花瓶」









共箱
口径10.3cm 胴径14cm 高さ20.5cm
詩情あふれる独自の陶芸世界を築き上げた陶芸家、藤平伸(1922–2012)による「草絵文花瓶」です。
ふっくらとした温かみのあるフォルムに、やわらかな白マット調の釉薬が掛けられ、器面には繊細かつ伸びやかな筆致で草花が描かれています。藤平氏の作品らしい、素朴でありながらもどこか絵本の一コマのような、物語性と深い情緒を感じさせる佇まいが魅力です。
うつわの表面に施された細かなテクスチャと、静かに佇む草花の意匠が絶妙に調和しています。コレクションとしてはもちろん、日々の暮らしに彩りを添える上質なインテリアとしても末永くお楽しみいただけます。
藤平 伸
1922(大正11)年 – 2012(平成24)年
京都・五条坂の藤平陶器所(現・藤平陶芸)の次男として生まれる。父・政一が親交の深かった河井寬次郎より「藤平の藤の花が大きく伸び広がるように」と「伸」の名を与えられる。
30代から家業の片隅で本格的な作陶を始め、1957年の日展で「うたごえ」が特選・北斗賞を受賞。以降、日本陶磁協会賞を受賞するなど高く評価される。
1973年に京都市立芸術大学教授に就任、1988年より名誉教授。退官後も陶芸だけでなく絵画や書など多面的な表現へと幅を広げ、「陶の詩人」と称される抒情豊かな独自の世界を築き上げた。
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