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書画
大津絵 「外法の梯子剃り」




額:縦90cm 横43cm
本作は、江戸時代から東海道の大津宿周辺で旅人の土産物として親しまれた民衆絵画「大津絵」を代表する画題(十種大津絵の一つ)です。
「外法(げほう)」とは、七福神の一柱である「福禄寿」の異名であり、その名の通り法外に長い頭を持っていることからそう通称されました。本作では、体の半分以上もあるかのように誇張して長く描かれた外法の頭に、同じく七福神の「大黒天」がわざわざ梯子(はしご)を掛け、剃刀(かみそり)で頭を剃り上げているユーモラスな一幕が描かれています。端正な羽織袴をまとった外法に対し、大黒天は頭巾に褌(ふんどし)のみというどこか奇妙で愛らしい出で立ちをしており、大津絵特有の風刺と庶民的なユーモアが絶妙に表現されています。
古くから「長寿を保ち、願い事が叶う(寿命長久・諸願成就)」という高い徳を持つ護符(お守り)として尊ばれてきた、大変縁起の良い一幅です。
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