2代 諏訪 蘇山
1890(明治23)年 – 1977(昭和52)年
明治23年(1890)石川県金沢に生まれ。本名は虎子。初代蘇山の実弟・好直の次女。幼くして初代蘇山の養女となり、 初代の指導のもと作陶を学ぶ。大正11年初代没後、二代目を襲名する。大正13年第65回美術展覧会に『青影瓷尊式花瓶』を出品し銅賞受賞。以後、京都市工芸展、五条会展などにその制作を発表し、受賞を重ねる。作品は皇太子殿下や九邇宮家にも所蔵された。昭和35年実弟・米澤蘇峰の次男・修を養子として迎え、昭和45年代を譲り二代を退く。