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物故作家
懐石道具
近代工芸
富本 憲吉 「色絵白雲悠々六寸皿 10客組」
共箱
径19cm 高さ2.5cm
近代陶芸の巨匠・富本憲吉による作品です。白磁に鮮やかな赤絵と呉須で書かれた書体は、雲が悠々と空を漂う情景を思わせ、富本作品ならではの静謐さと遊び心が感じられる逸品。繊細な筆遣いと余白の美が見事に調和した、日常にも特別な席にも映える上品な器です。
高台内の「富」の銘の書体から、本作は1958年頃の制作と考えられます。10客すべてに目立つ傷や欠けはなく、非常に良好なコンディションを保っています。
富本 憲吉
1886(明治19)年 - 1963(昭和38)年
奈良県出身。日本の近代陶芸を代表する陶芸家であり、重要無形文化財保持者(人間国宝)。文様の美と実用性の融合を目指し、「用の美」を重んじた作品を多く残しました。ロンドン留学で出会ったアーツ・アンド・クラフツ運動の影響を受け、帰国後は染付や色絵などに新しい芸術性を吹き込みました。文化勲章受章(1955年)。
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