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近代工芸
河井 寛次郎 「呉須泥刷毛目扁壷」(22487)
▲泥刷毛目
泥刷毛目とは、意に染まない筒描をやり直すために生乾きの泥漿を布で拭った際に、偶然拭き後に残った激しい荒波の様な模様の面白さに気づいたことから生まれた寛次郎独創の技法です。
▲河井紅葩箱書
寛次郎の娘である河井紅葩による箱書きがあります。
河井紅葩箱書
昭和
口径11cm 胴径19cm×12cm 高さ22cm
民藝運動の中心的陶芸家であった河井寛次郎による呉須泥刷毛目の扁壷です。端正な扁平造形に力強い刷毛目の文様が施され、濃藍の釉調が深い趣きを湛えています。本作の箱書きは、寛次郎の娘である河井紅葩によるもので、作品の来歴を裏付けています。寛次郎の独自の造形美と民藝の精神を映した逸品です。
河井 寛次郎
1890(明治23)年‐1966(昭和41)年
島根県生まれ。東京高等工業学校窯業科卒後、京都市陶磁器試験場に入所。京都市五条坂に窯を築き作陶を行う。東洋古陶磁の技法による作品を制作していたが、民藝運動に関わり、実用を意識した作品に取り組むようになる。文化勲章、人間国宝、芸術院会員への推薦を辞退。
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