御菩薩焼(みぞろやき)
御菩薩焼(みぞろやき)
現在古清水と呼ばれる初期京焼の一つ。御菩薩焼は江戸初期から粟田焼や清水焼に続き、上賀茂で始まりました。
文献によりますと、御菩薩焼きは山城国愛宕郡御菩薩村で焼かれた京焼きの一種で、御菩薩村は「京の三条大橋からおよそ、五拾町程北の地である」とあり、「現在の京都市北区上賀茂深泥池湖畔である」との事です。
御菩薩焼の創始者といわれてる万右衛門が、深泥池のほとりに住居をかまえ、池の西側のケシ山の山すそにある御用谷(ごえんだに)に窯場を造ったとも言われており、この他にも諸説あります。